蜜がいっぱい

昨夜は、気温も湿度も高く、長袖で自転車をこぐと汗ばむくらい。
間違って出てきてしまったクワガタでもいないか、と期待して近所の森へちょっと観察です。


気温が高いと言っても、南風がものすごいので期待薄ですが、久しぶりに夜の森へ入ると気持ちがウキウキしますね。


f0104042_11214718.jpg樫の木の樹液がものすごいことになっています。
幹のアチラコチラで樹液がしみ出てビショビショ。
ほんと、間違ってでてきたクワガタが居そうな雰囲気ですが、1頭も見つかりませんでした。発酵した匂いも漂っているんですけどね…。


f0104042_11215170.jpgもう、ダクダクな状態。家のヒラタを連れてきてあげたくなります。
サクラの花びらとクワガタが一緒に写るのも面白いかも。


先日、ある有名な樹木医の方とお話する機会があったのですが、そこで日頃の疑問を質問してきました。

「なぜ、春の樫の木は樹液が出ているのに夏になると止まってしまうのか?」

どの樹木でも冬の寒い時期には糖度の高い樹液をたくさん蓄えるようなのです。つまり「不凍液」のようなものです。
樹木というのは、冬場はあまり成長せず、温かくなると幹が成長し始めるので、春になって気温が高くなってくると幹も太く成長し、今までの樹皮では幹の成長に耐え切れずに、樹皮に細かい亀裂を生じてきます。つまりそこに樹液が染み出てくるわけです。写真の樫の木がこうしておびただしい樹液を出すのは、まさにその過程にあると言えます。
そして、やがてはその亀裂は樹木が自然に修復し、樹液も消えていきます。
僕ら、クワガタ屋は春の樹液がどうして夏には消えてしまうのか不思議で仕方がなかったのですが、こうして説明を聞くと、なるほどと合点がいきました。
でも、どうして夏にも樹液を出す樫の木があるのか、というと、修復しきれなかった大きな亀裂が残っているか、ボクトウガなどの穿孔による外的な原因によるのではないか、とのことです。


また、話題が変わりますが、
よく、庭木や公園の木の剪定で、下の方の枝を取り払うことが多いですが、樹木は風などの影響を下の方の枝でバランスをとって倒れないように工夫しているので、このような剪定を行うと倒木の危険性が非常に高くなるようです。

クワガタを理解するには、
虫ばかりではなく樹木の勉強も必要だな、と最近は強く感じています。
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by kinokoe | 2015-04-04 11:20 | 観察 | Comments(0)

自動車無しでいろいろ歩き回って、東京ヒラタ中心に昆虫採集をしたことを掲載していきます。


by kinokoe
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